広島市の6月の風物詩である「とうかさん大祭」に行ってきました。毎年のように「とうかさん」と言う言葉は聞いていましたが、ちょっと遠いのと人混みが苦手なので、行ったのは今回が初めてでした。
広島市の中心地にある「 福昌山 慈善院 圓隆寺 」がメイン会場です。町中のお寺と言う事で、2階建てのビルディング風の建物です。元々は、もっと広い敷地に沢山のお堂が並んでいたらしいのですが、戦災などにより現在はこの「稲荷堂」が残るのみになっています。
一階が普通のお参りと「壱法符」と言うお守りの販売所になっていて、二階が御祈祷・御祈願所になっていました。
「稲荷大明神」を祀っていると言うと、お寺なの?神社なの? って疑問がわきそうですが、「稲荷(とうか)大明神」と読み、日蓮宗の 総鎮守 らしいてすので、お寺ですね。(「稲荷」を深く調べると色々とややこしそうですが(^_^;)
私は、昼過ぎに行ったので、まだ人も少なく浴衣の人もパラパラって感じでしたが、夜になると中央通りが歩行者天国になり多くの人で賑わうようになるようです。(人混みが苦手なので私は昼間のみ (^^;) )
お祭りの「とうかさん」
「とうかさん大祭」は、広島市中区にある圓隆寺の総鎮守である「稲荷大明神」のお祭りであります。御神体である「稲荷大明神」は法華経の守護神で稲荷を「いなり」と唱えず、音読みで「とうか」と呼んだのが語源です。
「とうか大明神」は1619年(元和五年)に圓隆寺が建立されたのと同時に開山 慈善院日音上人が同寺に勧請されたもので、上人の功力と霊験ある「とうか大明神」の神力により、広島城の守りは言うに及ばず城下庶民への功徳救施は安寧と繁栄をもたらしたと言われています。
大祭は翌年の1620年(元和六年)五月に始まったとされており、約400年に渡り「稲荷大明神」は「とうかさん」として崇敬と親しみのうちに現在に至っております。なお、「稲荷大明神」の御神体は大祭の3日間のみ御開帳されます。
えびす講・住吉神社祭りと並んで広島の三大祭りに数えられる「とうかさん大祭」は別名「ゆかたの着始め祭り」としても有名であり、祭りの日には広島の街では艶やかな浴衣姿の女性が目に付くようになります。
(公式ホームページより引用)