山口県山口市滝町4に建っている「山口大神宮(やまぐちだいじんぐう)」です。JR山口駅から徒歩約31分。普門寺からだと12分位です。(googleマップ経路情報より)
普門寺からだと、一度、国道9号線に出て北東方向に行くと、「山口大神宮・多賀神社・高嶺稲荷神社」の案内が出てます。普門寺からなら左折して後は真っすぐです。
本社は、永正十五年(1518)に、大内義興が伊勢から神霊を観請して創建した古社である。義興は京都で足利幕府の守護代をつとめた頃、伊勢大神宮に参拝し、その荘厳な神霊にうたれ、ぜひこの神霊を山口にもお迎えしたいという心をおこした。そして帰国後、この高嶺の麓を神域と定め、内宮・外宮の社殿を造営したのである。
社殿は伊勢大神宮と同様な形式の素木神明造りである。社殿の造替えは記録によるとやはり伊勢と同様二十一年目ごとになされてきた。
当時伊勢の神霊を迎えた神社はこの山口の大神宮のみであったので、伊勢信仰の盛んであった江戸時代には、伊勢参りといって九州、西国の各地からこの山口の大神宮に参拝するものがひきもきらなかったといわれている。
現在、神社に蔵されている神社創造の記録「高嶺大神宮御鎮座伝記」は市指定の文化財(昭和四〇・三・二〇指定)となっている。
境内の案内板より
入口の石鳥居をくぐって最初の石段を登った所、左側に社務所がありました。
入口から神楽殿までのエリアです。
石段に沿って社務所や馬舎、高嶺稲荷神社への入口、鷺岩等が配置され、石段を登り切ると右側に神楽殿、左側に多賀神社が建っていました。右に曲がると外宮・内宮のエリアに向かう参道が続きます。
外宮、内宮のエリアです。社務所前の石段を登った後、神楽殿の所で右に曲がって更に石段を登った場所です。伊勢神宮に模して造替遷宮を行うようで、現在は広いエリアの手前の左側に外宮、奥の右側に内宮の社殿が建っていました。21年毎に造替遷宮を行うようですが、戦乱や世相の為、必ずしも21年周期では行われていないそうです。
山口大神宮は、伊勢神宮から神霊を観請して創建した神社なので、伊勢神宮同様に、総氏神たる天照大御神をお祀りした神宮を内宮、天照大御神の食事を司り、衣食住など様々な産業の守り神である「豊受大明神」をお祀りした社を外宮になるようです。
高嶺稲荷神社のエリアです。社務所前の石段を登った途中、大きな石灯籠の所から右側に入った場所に建っていました。山口大神宮の末社で、農産物の守護、商売繁盛、三難(火・盗・病)消除の神として古くから篤い信仰があるそうです。
石鳥居の前の狛犬、黒目がパッチリしたキリっとしたお顔が印象的でした。
Φ ポケストップがあります・・・・ 山口大神宮の鳥居, 稲荷神社, 鴻の峰登山口の祠
Å ポケモン・ジムがあります・・・山口大神宮外宮