広島県東広島市西条本町5にある「善鷹山 福寿院 円通寺 (えんつうじ)」です。臨済宗のお寺です。JR西条駅から徒歩約7分。観現寺からなら30分位です。(googleマップ経路情報より)
JR西条駅のすぐ東側、沢山の酒蔵が立ち並ぶエリアの中に建っていました。酒蔵通りから北方向の狭い路地に入った先です。入り口・参道は狭いですが、山門をくぐった先は広くなっていました。
山門の両側に白(肌色?)と金ぴかの2体のお地蔵様が立っていました。ちょっと首を傾け頬杖ついて優しく微笑んでいるようなお姿で片手には蓮の花?を持っていました。お姿は左右対称でしたが、色合いが対照的で、違った分野を担当されているのかと思いましたが、両方とも「健康祈願地蔵」となっていました。
山門から左側に曲がって行くと本堂が建っていました。本堂の入口の扉は開かれていましたが、開いてる部分お賽銭箱で塞がれていたので、中には入れませんでした。お賽銭箱の後ろに縦板が立っていましたが、隙間からは本堂の内部が見え、御本尊の十一面観世音菩薩?のお姿も拝見出来ました。
山門の左奥側(北西側)に「白波枯山水」と書かれている綺麗に手入れされた庭園がありました。古都京都の文化財の中で世界遺産にも指定されている京都の龍安寺の石庭を参考にして御住職が手造りされたそうです。
入口の路地の看板や山門前のお地蔵様にも「山陽花の寺」の文字が有りました。仏の菩提心が「八葉の蓮華」に例えられることにならい、広島県、山口県、岡山県に各8寺づつ指定され、広島県の宮島(廿日市市)の大聖院から始まり山口、岡山を回り、広島県廿日市市の観音寺で円の終始を結ぶそうです。平和都市広島で円の始終を結び、平和への願いが込められるそうです。
私も参拝する中で、「山陽花の寺」の文字、何度か見た事がありましたが、広島県の8寺のうち円通寺を含めると7寺は参拝済でした。
寺伝によれば、聖徳太子の古道場であったといいますが、久しく廃寺になっていました。建久年間(二九○〜二九九)に鎌倉、建長寺派として再興されましたが、その後、また廃されました。「芸備通志」によると永正年間(一五○四〜一五一二)僧江雲が開基し、その後衰退しましたが、万治年間(一六五八〜一六六一)広島興禅寺の僧雲嶺が再興し、臨済宗妙心寺派として宝年三年(一七○六)僧実田により伽藍調い、今日にいたっています。
本堂は宝永三年頃に建立されています。
広島新四国八十八ヶ所霊場ホームページより
本堂の右斜め前、石庭に接した所に社務所&納経所の建物があります。入口入ってすぐ左側に御納経箱が置かれていました。
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右側が西条の酒蔵通りです。左側の細い道が円通寺へ続く道になります。
本堂内部です。御本尊は十一面観世音菩薩像です。
京都の龍安寺の石庭を模して御住職が手造りした白波枯山水という庭園です
Φ ポケストップがあります・・・・
Å ポケモン・ジムがあります・・・福壽院 円通寺
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