宇佐神宮(大分県宇佐市南宇佐)

 大分県宇佐市南宇佐に建っている「宇佐神宮(うさじんぐう)」です。JR宇佐駅から徒歩約56分。宇佐八幡バス停の真ん前です。圓通寺から北参道鳥居まで10分位です(googleマップ経路報より)  

 非常に大きな神宮です。宇佐八幡バス停からは仲見世通りの途中辺りに入れます。

 全国四万余りの八幡さまの総本宮、伊勢神宮に次ぐ格式、神仏習合の始まりの地、御神輿の発祥地等など多彩な神宮です。
 571年に八幡大神が初めて宇佐の地にご示顕になり、725年(神亀2年)に現在の地に御殿を造立したのが始まりだそうで、相当に古い神宮です。
 境内社も大きな鳥居も多く、殆どが朱塗りでした。大きな鳥居の数に比べると、気が付いた狛犬は入り口近くの鳥居の所に2対と、ちょっと離れた大尾山の入り口に1対のみでした。

 参道の途中にあった、神職の列と僧侶の列が勅使門の前で出会い挨拶の礼をしている絵柄に「神様と仏様 日本で最初に出会ったのはこの場所でした」との文章が書かれた看板、神仏習合の始まりの様子を凄く良く表してて感動しました。参道から少し右に入った所にあった弥勒寺は、現在、敷地跡に石碑が立ってるだけで、当時を思わせるものは残って無いので残念でした。先に参拝した道路の反対側にある大楽寺圓通寺も宇佐神社に関連したお寺なので、道路向こうも宇佐神宮の境内と思えば神仏習合にも納得が行きます。

宇佐神宮 御由緒

 参道の途中、右側に授与所がありました。普通は参拝後に御朱印を頂くパターンが多いですが、こちらでは、参拝前に授与所に御朱印帳を預けて、参拝後の帰りに受け取るというシステムになっていました。授与所から上宮、下宮と参拝すると軽く30分位は掛かるので、待つ時間も有効に使えますね。


社殿 その他

 亀山と言う小さな山に上宮と下宮がたっています。上宮を先にお参りしてから下宮にお参りするのが正式な順序のようです。それぞれ、一之御殿(八幡大神)、二之御殿(比売大神)、三之御殿(神功皇后)が祀られていて順に3か所を「二礼・四拍手・一礼」でお参りするのが作法になっていました。
 普通、絵馬は木の板に書いて絵馬掛けに掛けますが、こちらでは、願い事を書いた紙を瓢箪(ひょうたん)の中に入れて納めるようになっていました。横の説明によると「瓢箪は災魔を祓い、あらゆる願いをかなえて、幸福をもたらすと云われています」とのこと。
 上宮の少し手前に「夫婦石」の立て札があり赤い矢印が書かれていたのですが、矢印の先にそれらしい石が見えず「どれ? 何?」でした。後になって知りましたが、参道の石畳の道上に敷かれている石で、他よりちょっと大きめの三角形の2つの石が手を繋いでるように見える部分が「夫婦石」のようでした。写真を撮り損ねました

 西参道には、珍しい檜皮葺の屋根付きの呉橋が架かっていました。昔は薄く割った板葺きだったそうです。薄板を「榑(くれ)」と言う事から「榑橋」と言われていたのが「呉橋」になったそうです。
 昔はこちらが正門だったようです。現在は、特別な時のみに通れるようで、通常は通行不可でした。呉橋のすぐ左側に神橋が架かっていて、通常はそっちを渡ります。

境内社

 非常に大きな神宮で、何処までが境内なのか分かりませんが、境内には沢山の境内社がたっていました。
 参道に沿って行くと
  ・黒男神社(くろおじんじゃ)・・長寿、忠誠、奉仕
  ・春宮神社(とうぐうじんじゃ)・・学問
  ・若宮神社(わかみやじんじゃ)・・除災難、厄難
  ・亀山神社(かめやまじんじゃ)・・社殿の建っている亀山の神
 上宮内に
  ・春日神社(かすがじんじゃ)・・・神功皇后をお助けになった神様
  ・北辰神社(ほくしんじんじゃ)・・本宮の地主神と伝えられる造化三神を祀る
  ・住吉神社(すみよしじんじゃ)・・神功皇后に数々のご神威を与えた住吉大神を祀る
 参道から少し外れて
  ・弥勒寺(跡)(みろくじ) ・・神仏習合の拠点となったお寺(今は石碑のみ)
  ・八坂神社(やさかじんじゃ)・・弥勒寺の鎮守神。疫厄消除
  ・養蚕神社(こかいじんじゃ)・・八坂神社の相殿(御祭神は天照大神)
 庭園の方に 
  ・水分神社(みくまりじんじゃ)・・・ 水を司る五神を祀る
  ・木匠祖神社(もくしょうそじんじゃ)・・宮大工、寺大工、桧皮師等、職人の守護神
   御霊水(ごれいすい)・・・・八幡大神が御現われになった所。
 ちょっと東に離れた大尾山に
  ・大尾神社・・・八幡大神の御分霊をお祀りする
  ・護皇神社・・・道教事件の際に国の危機を救い皇位を守った「和気清麻呂」を祀る
等など沢山の境内社がありました。

 

Φ ポケストップがあります・・・・ 多数あり
Å ポケモン・ジムがあります・・・ 多数あり

  

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