広島県東広島市西条町寺家にある「新宮神社(しんぐうじんじゃ)」です。JR寺家駅から徒歩約32分。JR西条駅からなら41分位です(googleマップ経路情報より)
今回、東広島市での目標5社のうち、新宮神社だけ西方向にちょっと離れているので、近い寺家駅から新宮神社に参拝後、他の4社を巡り、JR西条駅から帰るコースをとりました。
寺家駅の南口出てからはほぼ1本道で20分位の所に「新宮神社」の立札が立っているので、そこで右折してからまた1本道で10分程で到着します。ただし、二の鳥居と社殿の間に出ます。一の鳥居前に出る道はかなりの遠回りになるので、二の鳥居から参道を通って、一端、一の鳥居まで行ってから参拝しました。(一の鳥居と二の鳥居は20~30m位です)
一の鳥居は厳かで歴史を感じるような木製で宮島の厳島神社の大鳥居みたいな4脚の支柱脚が付いた両部鳥居で、二の鳥居は石製の鳥居でした。
神社自体は池と林に囲まれた静かな場所に建っていますが、私が拝殿前まで行くと、中から祈祷の声が響いていました。753と思われる行事中でした。
拝殿の右側に神職詰所の建物があり、授与所のようになっていました。拝殿と神職詰所の間を通って後ろに行けば、東広島市の重要文化財に指定されている本殿が建っています。また、境内には、はっきりした盃状穴のある手水舎(神武天皇の腰掛石をリサイクルしたものだそうです)等、見所は沢山あったのですが、人が多かったのと御朱印が頂けなかったショック(実際、特に1社だけ離れている所で頂けないと打撃は大きい(;_;) )で見忘れました。
新宮神社は、もと熊野新宮と賀茂神社であったが賀茂神社が焼失したために相殿としたといいます。寛延3年(1750)銘の棟札の裏に本殿建立の沿革が記されています。それによると大同2年(807)、天喜4年(1056)、徳治2年(1307)、永禄12年(1569)に造営があり現在の本殿が寛延3年の再建ということが判ります。また本殿内の木造随身像及び獅子狛犬は徳治2年、本殿の正面中央の板扉は永禄12年のものです。
本殿は平面は吹放ちといって、前面一間に壁がなく柱だけの、この地方では典型的な形式です。屋根は入母屋造で、市内で一般的な流造とは異なっています。この時代の本殿としては大変装飾的で、特に組物を二手先とし、唐様(鎌倉時代に中国から伝わった建築様式)の尾垂木を入れているのは広島県内の最初の例で、神社本殿の発展の先端をいくものといえます。組物のほかにも唐様の意匠が目立ち、そのほか龍や麒麟の丸彫、虎の透かし彫など彫刻も多く用いられています。
この本殿は意匠が優れていて、装飾性の高い本殿の先駆けとなっていることから史料的価値が高く、また良質で太い欅材を使用しているために保存状態が極めて良く、美術的価値も非常に高い貴重な文化財です。
境内の案内板より
拝殿の右側に「神職詰め所」の建物があり、そこが授与所のようになっていました。本来なら、そこで御朱印を頂けるようですが、私が参拝した時、丁度、753と思われる祈祷行事を行われている時でした。祈祷が終わって宮司さんが外に出て来たのでお願いしてみましたが、忙しいからと断られました(;_;)
確かに、宮司さんお一人で、祈祷後は記念写真の撮影の準備やら忙しそうでした。
Φ ポケストップがあります・・・・ 新宮神社 外の鳥居、 新宮神社鎮座 千二百年奉祝祭記念碑
Å ポケモン・ジムがあります・・・新宮神社
JR寺家駅 ⇐ (前) :: (次) ⇒ 観現寺