旅行記: 北陸・信越旅行(8) 新潟県 上越市(春日神社・高田城 周辺)  2019.06.14

  林泉寺から春日神社へと向かった。

 林泉寺を出てすぐのY字路の所に小さな六段程の石段と「秋葉神社」と書かれた門柱があった。門柱自体、そんなに大きくは無かったが、まだ新しそうで綺麗だったのでちょっと覗いてみるかと、階段を上がってみた。石段の先は林の中の獣道みたいな細い道で、先には神社らしきものは見えないが、もう少し進んでみた。草むらで、道すら分からなくなっている。「引き返すか」とも思ったが、「此処まで来たからもう少し」と林の中に入って行った。
 距離ははっきりしないが、精々、50~60m程度か?進むと何やら石段が見えて来たので、「何か有りそうと」と更に進むとやっと石鳥居と、その先に狛犬と小さな石祠が見えて来た。石鳥居から石祠の間は草むらながら歩きやすく、木々も少し離れていて、広場みたいになっており、このエリアだけは明るくなっていた。
 先が分からない状況で奥へ奥へと入って来たので、長く感じたが、門柱からは100m程度か? どちらかと言うと、林泉寺からのが近いような気もした。 

秋葉神社

 秋葉神社は、同名の神社は沢山あるけど、ここの秋葉神社は、ネット検索しても殆ど情報が無く地図にも載ってないですね(^^;)  案内板の類も無かったので、どちらの神様をお祀りしているのか等は、分かりませんでした

 

 秋葉神社の門柱まで戻り、再び、春日神社を目指す。ナビの言う通りに歩いて行くと裏参道に案内された(何で裏なんだ(‘_’メ) )が、工事中で通行止め、仕方ないので、ナビの地図を見ながら、表参道に回った。
「村社春日神社」と書かれた石柱と赤い鳥居があり、参道を進むと林の入口に石鳥居があり、林の中に石畳の道が続き奥の方には石段が見えて来た。
 石段の手前に狛犬に挟まれた手水舎と厳島神社(どこかで聞いた名前)があった。どこかの厳島神社とは違って、鳥居が2つあり、その奥に小さな石祠があるこじんまりした神社だった。
 石段を登ってみたが、その先は工事中で幕が張られていた。裏門で見た工事中は、裏参道では無く、社殿だったようで、石段を上がったすぐ横に仮社殿が設置されていただけだった。

春日神社

 春日山の名前は、奈良の春日社を山上に勧請したことに由来します。社伝では、天徳2年(958年)と伝えられており、春日山城の築城の時、ここに遷座して鬼門(北東)を守護したといわれています。平氏の流れをくむ長尾景虎(謙信)は、藤原氏の流れをくむ上杉家を相続して名実ともに越後の太守となりますが、春日社は藤原氏の氏神にほかなりません。
 春日山城は非常時の防御施設としてだけでなく謙信の代に居城となり、政治の拠点として特異な変遷をたどります。謙信は、氏神である春日明神の加護を受けながら、戦国の世に覇を唱えたのです。      案内板より転載

  

 春日神社から、春日山駅近くまで戻り、親戚関係の方と合流。ちょっとした用事を済ませた後、高田城や上越市歴史博物館などに案内して頂いた。
 高田城は、明治3年(1870年)に火災のため焼失した後、高田市と直江津市が合併した上越市発足20周年記念事業として、平成5年(1993年)に、古文書や絵図を参考に忠実に再建設されたそうだ。でっ、私が天守閣と思っていた建物は、実際には三重櫓らしい。そういえば、あの建物は、石垣の上では無かったなぁ。
 三重櫓の中は展示室になっており、順路も階段も広くて歩きやすかった。3階の展望室から周囲をみていると「8月の初め頃になると、お堀には一杯のハスの花が咲くんですよ」と教えて貰った。一面に咲いているハスの花は是非見てみたいものだ。
 お城の後、同じ高田公園内にある上越市歴史博物館に連れて行って貰った。2018年7月にリニューアルオープンしたばかりで、まだ1年経ってていない。外観も内部も綺麗だった。「越後の都」と言うテーマで、政治の中心が 越後国府 ⇒ 春日山城 ⇒ 福島城 ⇒ 高田城 と移り変わった時、また、領主による違い等々の様子や町の生活文化が分かるように、展示品、マップや模型、VR映像等を使って紹介していた。
 雪国の町で、積雪時にも通勤通学等で歩くのに困らないようにする工夫である雁木(がんき)通りの展示もあった。現在でも高田地区には総延長16kmにもなる雁木通りが残っているらしい。

 今晩は、このまま、御好意に甘えて親戚のお家にお泊り会。4日連続夕食コンビニ弁当は回避(^_^)

高田城

 天守閣ってお城のシンボル的な建物で戦闘用では無くて、居住用の建物らしいですね。天守閣は、織田信長の安土桃山城が始まりで、安土城、大阪城以外は、殆どは江戸時代になってから作られたようです。何か戦国時代の城攻めって天守閣に攻め込んでるイメージがあったのですが、実際には櫓だったみたいですね。でも、外見からは天守閣と櫓の区別は難しいですね。
 高田城の特徴としては「天守閣が無い」「石垣が無い」ってことです。所説あるようですが、パンフレットによると大阪夏の陣を控えた頃に徳川側の守備固めとして急遽大急ぎで築城されたので、天守閣と石垣は無いのではとの事です。(実際、4カ月で築城されたようです。)

 

No     北 陸 信 越 旅 行  目次
00出発前・準備                2019.06.10
01福井県吉田郡 (永平寺)          2019.06.11
02福井県勝山市 (恐竜博物館)        2019.06.11
03福井県 越前海岸(越前松島、雄島周辺)   2019.06.12
04福井県 越前海岸(東尋坊、瀧谷寺周辺)   2019.06.12
05富山県 黒部峡谷(黒部トロッコ列車周辺)  2019.06.13
06富山県 黒部峡谷(宇奈月温泉周辺)     2019.06.13
07新潟県 上越市(春日山城跡 周辺)     2019.06.14
08新潟県 上越市(林泉寺、春日神社周辺)   2019.06.14
09長野県 松本市(松本城周辺)        2019.06.15
10長野県 長野市(善光寺周辺)        2019.06.15

 

  春日山城跡内のオレンジ色のアイコン部分は、「ラインやシェイプの追加」機能で経路図(ピンク線)を引いたのですが、アイコンのポジションと連動していない為、地図を拡大縮小するとズレてしまうようです。申し訳ありません。

フィール宇奈月

アパホテル上越妙高

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