広島県福山市草戸町にある「中道山 円光寺 明王院(みょうおういん)」です。真言宗大覚寺派のお寺です。JR福山駅から徒歩で約33分、トモテツバス明王院前から徒歩約6分。法音寺からなら6分位(googleマップ経路情報より)
法音寺から川上へ少し歩くと「国宝 明王院」と書かれた大きな標石柱が見えてきます。入口は普通の門で先の方に石段や山門、五重塔が見えてきます。本堂と五重塔が国宝、山門、書院・庫裏、御本尊・十一面観世音菩薩像が県の重要文化財等々、県市の重要文化財に指定されているものが沢山あります。
御本尊 : 十一面観世音菩薩
この寺は大同2年(807)弘法大師の開基と云い、大師の十大弟子の1人である真如法親王も貞観3年留錫されたと伝えている。山上に新王院の跡がある。昭和37年本堂解体修理工事の際、現在の堂宇が建立される以前既に既に3度の建てかえがあり、平安の頃より寺院があったことが判明した。
明王院の参拝案内のパンフより
山門の横にも授与所の様な建物がありますが、本堂の右側にある御守授与所・朱印所で御朱印を頂く事ができました。境内に数か所、案内板が設置されていますので迷う事も無いと思います。
ボタンを押すと御住職?が出て来て下さり、御朱印は2種類あるとの事で、2種類ともお願いすると、鼻歌交じりに楽しそうに書いて下さいました(^_^)
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十王堂
えんま大王以下十王がまつられています。
善いことをした人は極楽へ、悪いことをした人は地獄へ、すべて十王によって判断される。
地獄ゆきの人も、地蔵菩薩の化身であるえんま大王によくお願いし次に観音様に頼めば大慈悲のお力で救はれるといわれています。
案内板より
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御堂の真ん中には、怖い顔したえんま大王が座っていました。えんま大王って地蔵菩薩の化身だったんですね。初めて知りました。
「えんま大王と観音様にお願いする」よく覚えておこっと(^_^)
五重塔
本堂に遅れること27年沙門頼秀 の勧進により広く民衆の寄進を得て、南北朝時代の貞和4年(1348)建立されたことは、相輪の伏鉢の刻銘により明らかである。 参拝案内のパンフより
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全国で5番目に古い五重塔だそうです。大きくて立派な塔でした。
愛宕大権現
愛宕権現(あたごごんげん)は愛宕山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の尊称である。修験道は、山に籠って厳しい修行を行うことにより、悟りを得ることを目的とし、この実践者を修験者または山伏という。
愛宕社正面の木製額には稲荷大明神、愛宕大権現、役行者(えんのぎょうじゃ)菩薩が祀ってあり、神仏混沌としている社は少ない。役行者菩薩(634~)は呪術者で超自然的な方法で思いをかなえる修験者の開祖である。山岳信仰はのちに真言宗、天台宗に結びついていった。
案内板より
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五重塔の後ろの鳥居をくぐって長い石段を5分位登ると到着しました。
お社の前の狭いエリアには、真ん中に穴を掘って両側に土を盛ったような場所にブルーシートが掛けられてました。火渡りの業かと思いましたが、大祭とかの火渡りは五重塔の前で行うそうです。
草戸愛宕神社本殿
愛宕神社は明王院の裏山に鎮座し明王院の防火の守護社でしたが、明治期の神仏分離により現在は草戸稲荷神社に属しています。
本殿は覆屋内に納められており、宝形造の前面に縋向拝があり、唐破風付、檜皮葺とした複雑な屋根で棟高は3.6m、正面柱間は1.06mです。
1628(寛永5)年の 棟札により創建が明らかで、各部精巧で意匠が優れており、江戸時代の風趣をよく残しています。
案内板より
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愛宕大権現から更に石段や山道をかなり登って行ってやっと到着します。案内板も無く本当にあるのかと途中から焦って早歩きしたので時間にすると愛宕大権現から5分でしたが、普通に歩けば、倍以上は掛かると思います。
本当の本殿は隣の建物(覆屋)の中に納められているようで姿は見れませんでした。
Φ ポケストップがあります・・・・明王院十王堂、明王院、愛宕大権現
Å ポケモン・ジムがあります・・・草戸愛宕神社本殿