
宮島の大元ルートで弥山に登拝して来ました。弥山には「紅葉谷ルート」「大聖院ルート」「大元ルート」の3ルートがあります。そのうちの「紅葉谷ルート」「大聖院ルート」は何回も登り下りした事があるのですが、「大元ルート」は、今回が初めてでした。
厳島神社から西に行くと宮島水族館があり、水族館からもう少し西に行った所に大元公園があります。大元公園から登山道が始まります。登山道の入口までが遠いこともあって、今まで足が向いていませんでした。大元公園からは「あぜび歩道」と言う大聖院の方に行く道もあるので間違わないようにして下さい。






入り口から暫くは、広く緩やかな道ですが、途中から石段の段差も大きくなって来ます。道の部分の土が流されている為、段差が大きくなっていたり、岩がごつごつしただけの石段など、結構な急斜が長く続くので、かなりハードなコースでした。また、途中に分岐点も多く迷いがちですが、要所要所に案内が出来居るので安心できます。
道は常に林に囲まれて日陰になっていたのは有難かったのですが、それでも、滝のように汗が流れ落ち、息も上がり、ちょっと登ると休憩する感じでした。
ルートの途中には、原生林の中、巨大な岩が沢山、ゴロゴロと言って良いほどありました。名前のある岩もあるようですが、見落とした可能性は大きいですが、案内板が出てたのは「岩屋大師」だけだったような気がします。




案内が無かったら、完全に見逃していましたが、登山道から少し外れて下った所に岩屋大師の洞窟がありました。登山道からは洞窟が見えず、石段降りて初めて見えました。入口は狭いですが、中はそれなりに広かったです。但し、立ったままでは入れず、だいぶ屈んで入らないと頭を打ちつけます。
弘法大師が修行された場所とされ、3月に護摩祈祷が行われるようです。一応、入り口と反対側にも口が開いてますが、閉鎖空間で護摩行すると燻製になってしまいそうですね(^_^;)








入口付近の案内板では山頂まで2時間から2時間30分とあり、「紅葉谷ルート」「大聖院ルート」より30分位掛かるようでした。
大元ルートは弥山に直接では無く、隣の駒ヶ林山?に登り、途中から尾根づたいに弥山に移るルートなので時間が掛かるようです。岩屋大師から少し登った辺りから、急に広く下りも多くなり楽になるのですが、下りがあるという事は、その分余計に登っているという事で(^^;)
結局、仁王門まで1時間半位でした。ズボンもシャツも汗でビチャビチャ。タオル生地というかタオルを半分にしたようなハンカチも何回も絞れました(^_^;)
「大元ルート」で登ろうと思われる方、それなりの覚悟が必要です(^^;)
仁王門の所で「大聖院ルート」と合流しますが、そこの案内板に「奥の院」の文字がありました。前から一度行ってみたかったので、案内に従って行ってみたのですが、15分位歩いても、一向に着く気配がなかったので、霊火堂での護摩焚の時間の関係もあり、今回は諦めて引き返し、護摩焚き後、大聖院ルートで下山しました。(すでに再度、奥の院に向かう体力が…(^_^;) )
やっぱり、大聖院ルートは歩きやすかったです。大元ルートの下山は、登り以上にしんどそうな気がします。
帰りに大聖院に寄ったら、夏限定・直書き限定の御朱印があったので頂いて来ました(^_^)