山口県山口市吉敷上東1に建っている「土師八幡宮(はじはちまんぐう)」です。JR湯田温泉駅から徒歩約36分。出雲大社山口分院からなら36分位です。(googleマップ経路情報より)
実際には、ナビで道を確認しながらだったので、40分位掛かりました。
住宅街に接して低く、こんもりと盛り上がった木々が生い茂った場所です。自動車用と思われる遠回りの道と徒歩用の真っすぐな参道がありました。社殿までは、100m位ありましたが、坂道や段の傾斜は緩やかです。
祭神は天穂日命、応神天皇、乃見宿弥、菅原道真、息長帯姫命、田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命で古くは土師宮といい天穂日命、乃見宿弥、菅原道真の三神のみであったが慶長年間に福原広俊がこの地の領主になり元和七年 (1621,一説に元和二年ともいう) 安芸国高田郡福原村にあった内部八幡宮を移して合祀し、社号を土師八幡宮と改めて氏神とした。
私見。土師(はじ)という社命から考えると、この八幡宮は古い時代 にこの附近に住んでいた「土師部」が、その氏神として祀ったものであろう。 土師部とに土器をつくる職人のことで、ごれがのちには性となり地名になったものである。この附近ではごく最近まで陶業が行はれていて、附近の山麓には陶土があつて土師部が住んでいたものであろう。
「良城小学校百年史より抜萃」
境内の案内板より
土師八幡宮自体は、普段は無人のようです。
御朱印は、土師八幡宮からは東の方向へ徒歩で約30分位の場所にある「朝倉八幡宮・熊野神社 社務所」で頂く事が出来ます。 googleマップ上の名称です。 実際には、玄関先には、神社らしい装飾はありますが、「社務所」と書かれた看板だけ掲げられてます。
御朱印を頂ける神社だけで8社も管理されている所です。(管理する社が多過ぎて名前の付けようがないのかも)
熊野神社、御中主神社、稲荷神社が建つ小高い山?丘?の南側に接した場所です。熊野神社の入口から徒歩で2分位のもんです。
土師八幡宮が鎮座する多くの木々に覆われた小さな山への入口に建っていました。3本の石柱を重ねたもので、かなり変わった鳥居?かとも思ったのですが、詳しい事は分かりませんでした。この先の石鳥居の横にあった石燈籠と似た石燈籠もあったので、神社関連の物だとは思うのですが。
上の横石柱は、ただ上に置いただけ。しかも切り出して来たままのようないびつな形。微妙なバランスでした。
住宅街と山を仕切る独特な石柱?鳥居?をくぐった石段の先は、山を大きく回る道(恐らく自動車参拝用の道)と頂上に繋がる道に分かれてました。真っすぐにつながる道や石鳥居が見えていて、こちらが表参道かと思って進んだのですが、拝殿の側面に出ました。後から他の人の撮った写真とか見ると、車道を登った先からも立派な参道が続いており、拝殿の正面に出るので、そちらが表参道になるようです(あくまで予想ですが)
林の中を真っすぐの参道を行くと社殿の左側、境内社の大宮神社の所に出ました。小ぶりですが、鳥居、参道、拝殿・本殿を備えてました。(御祭神:大宮能売大神、速玉之男神)
拝殿の右側には、境内社の宇賀神社が建っていました。こちらは、小さな祠だけでした。(御祭神:宇迦之御魂神)
大宮神社 鳥居
「土師(はじ)」って、聞く事は少ないと思うのですが、実は、私のいる所の近くでよく聞く言葉でした。広島県の安芸高田市の八千代湖に造られているのが土師ダムです。同じく「はじ」って読みます。桜や紅葉の名所で、サイクリングやキャンプ等の施設もある行楽地で広島ではよく聞く言葉です。
御由緒書きにあった”安芸国高田郡福原村”は、統廃合の結果が、土師ダムの住所と同じ安芸高田市吉田町でした。残念ながら内部八幡宮の情報はありませんでしたが、意外に御縁があるようです。
Φ ポケストップがあります・・・・ 宇賀神社
Å ポケモン・ジムがあります・・・手水舎