散歩道: 龍蔵寺(山口県山口市吉敷)

 山口県山口市吉敷に建っている「瀧塔山 龍蔵寺(りゅうぞうじ)」です。JR山口線矢原駅から徒歩約64分。(googleマップ経路情報より) 真言宗のお寺です。
 実際にJR矢原駅から歩くと60分弱位でした。矢原駅降りてから維新百年記念公園を過ぎるまでは、ちょっと迷いながら、ナビを見ながら方向確認を多くしてましたので、2回目からは、もう少し短い時間で行けそうです。 
 バスだと国道435号線の「吉敷バス停」辺りが一番近そうですが、ここからでも歩くと30分位は掛かりそうです。実際に龍蔵寺まで歩いてみると、龍蔵寺と玄済寺の中間辺りにコミュニティータクシーの乗り場がありました。「萩焼工房 路傍土」乗り場からなら、徒歩でも10分位です。ただ、この辺りから、途中、スーパーとかによりながら、JR矢原駅近くにある「JAぶちええ菜」って産直店まで往復する生活路線のようで、1日2往復、曜日や日に寄っても運休があるようなので、利用する際は、事前に確認が必要です。
 龍蔵寺のすぐ手前で、右側(橋)に行く道と2又に分かれますが、道沿いに真っすぐ行くと、すぐに境内の案内板が見えてきます。案内板の近くに、七福神の石像や握手すると今日行くべき道を示して下さると言う「あくしゅ地蔵」が立っていて、その先が石段で楼門へと続いてました。




 楼門から先は入山料が必要になります。(大人200円、中高生100円、小学生50円)
 お寺は8時から開くようですが、私が鐘楼門をくぐった9時前には、無人でしたが、9時過ぎた辺りから係の方が来られたようです。9時前は、楼門は通れないようになっていましたが、石段からみて楼門の左側が通れるようになっていて、左側の建物のカウンターの上に料金箱が置かれてました。楼門の右側は、売店&茶屋のようで、こちらも9時開店のようでした。
 楼門の先、真っすぐ行くと観音堂、右側に曲がって「チシャ木の橋」を渡って石段を登ると本堂になります。

 本堂の扉は閉まってましたが、鍵は掛かって無く、中に入れるようになっていました。本堂の前には、赤い布が掛けられた茶屋風の椅子が沢山置かれ、本堂の右側に社務所(御朱印は、こちらで)、左側に護摩堂が建っていました。


 本堂の左側にある護摩堂です。2階建てで1階の入口に「ギャラリーぽたらか」との看板が掲げられてました。1階は、本堂側から鼓の滝の方に通り抜け出来るようになっていて、不動明王や仏像、お地蔵様、仏具が展示されていました。通路は、お砂踏み場になっているそうです。ただ、床下から照明をあてると見える仕組みのようで床下は見えませんでした。




 護摩堂抜けて、右側に進むと大きな不動明王像が見えてきます。大聖青不動明王というらしいです。10mあるそうです。大聖青不動明王像に向かって左側には、大きな岩(滝の大岩)と滝(鼓の滝)、険しそうな山の斜面が拡がってました。山の斜面を登って行くとつづみ橋に出ます。ここからは、もう一つ上の滝が見えました。(鼓の滝は三段の滝です) 

 案内図をみると、一番奥にある奥の院まで、緩やかな山の斜面を登って行く位に思ってましたが、実際、観音堂、大聖青不動明王辺りから先は、いきなり、急斜面の山道になりました。観音堂の裏には、「まむしやスズメバチに注意」、一番下の滝の上、つづみ橋の所には、「この先、滑りやすくて危険。自信のある人以外は登らないで下さい」の注意書き。足には自信があるものの、ウォーキングシューズに登山に役立つものが、殆ど入っていないのにやたらと重たいリュック背負って登っていいものやら(^_^;)? 結局、つづみ橋から引き返しました。(道は険しいけど、見え難いだけで、そんなに遠くは無い感じはしました)


 楼門から、まっすぐ行ってお地蔵様と十二支の石像が並んでいる石段を登って行くと正面が観音堂でした、観音堂の右側に「グチ聞き地蔵」更に右に行くと大聖青不動明王へ続きます。左側には、45m以上もある天然記念物の大銀杏、更に左に行くと宝物庫などがあります。
 観音堂も9時前に行った時は扉が閉まってましたが、9時過ぎてから行ってみると、扉は開いていて中に鎮座している赤い馬頭観音のお姿も見えてました。

  見所の多いお寺でした。

龍蔵寺 御縁起

 山峡の瀧が鼓の音を奏で、樹木が鬱蒼と全山を覆い、まさに秘境の霊域・・・山口市最古の名刹として知られる。千三百余年前、文武二年(六九八)神変大菩薩と崇められた僧役小角が、豊後国彦山から掛錫し、奥之院の岩窟に熊野権現を観請し、秘法の護摩供を厳修され「龍の蔵」と名付けられたことに始まる。次いで天平十三年(七四一)行基菩薩がこの霊域に溜まり、自ら千手観音を彫り、寺を建て奉安し「龍蔵寺」と名付けられました。古来山岳修行の行場であり、絶好の仙境として文人墨客も此処に遊ぶ者多く、現在にその名残りを留めている。国の天然記念物・樹齢約千年、日本一の高さ(50m)を誇る大銀杏の、紺碧の空に映える美しさ・・・落葉の金色の絨毯。
全山むせかえる新緑、燃える紅葉、その美しさは、涸れることのない水量豊かな名瀧と共に一種の荘厳さを持つ・・・。大内氏、毛利氏の時代には、その守護寺として保護されると共に、一般庶民の深い進行を集めた。一時期においては脇仏に奉安する馬頭観音の崇敬が驚く、観音観音浄土の霊験を顕した。多くの寺宝と伝説を持つ名古刹である。
                            龍蔵寺公式ホームページより


 本堂の右側に社務所がありました。

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Å ポケモン・ジムがあります・・・龍蔵寺 本堂

  

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