散歩道: 玄済寺(山口県山口市吉敷佐畑4)

 山口県玉口市吉敷佐畑4 に建っている「黄龍山 玄済寺(げんさいじ)」です。JR矢原駅から徒歩約44分。龍蔵寺からなら17分位です。(googleマップ経路情報より)  曹洞宗のお寺で吉敷毛利家の菩提寺です。
 選ぶ道にもよりますが、私が、JR矢原駅から龍蔵寺に行く途中にありました。地図で見ると、ちょっと奥まっているように見えますが、龍蔵寺へ向かう道とは境内が接してました。山門までは、50m位あります。その少し手前、鐘楼の所にも境内に入り口があります。

 龍蔵寺へ向かう道から行くと山門よりも先に鐘楼横の入口(裏口?)があるので、そちらから入ってしまいました。
 まずは左側の近くにある毘沙門堂へ向かいました。お堂前の説明板によると、「凌雲寺に伝わった仏像を玄済寺に移した昭和31年に建立」とあり、比較的新しいようで綺麗な建物でした。扉が開かれていたので、参拝した後に内部を覗いてみると、中は両サイドが座禅場になっていて、坐禅する時に使用する坐蒲(ざふ)が並んで置かれてました。(”座蒲”とは、厚みのある丸いクッションのようなもので、坐禅するさいにお尻の下にひくと言うか腰かけるように使用するもの)
 毎月第二、第四土曜日に坐禅会が開かれているようです。

 入って来た所からは右側、毘沙門堂からは北側に本堂が建っていました。入口の扉は、ガラス戸以外は開けられていて中が見えるようになっていました。ガラス戸には鍵は掛かって無かったので、本堂内に入って参拝させて頂いた後、御朱印が置かれてないか見渡して見ると、お賽銭箱の前の小さな机の上に書置きの御朱印が置かれてました。残り2枚の内1枚頂きました。
 
 本堂の右側に建物が幾つか建っていて、インターフォンが3つ位見えたので、どれを押せばよいのか迷いましたが、全部繋がっているようでした。

坐禅座禅は厳密には違うそうで「坐禅」は座る動作・行為、「座禅」は座る場所の事だそうです。一般的に言う時の「ざぜん」は「坐禅」が正しいそうです(”坐”の字は当用漢字じゃ無いようです)
凌雲寺・・玄済寺からは北の方向(赤田神社より更に北)に徒歩で1時間位の場所にあったお寺で現在は廃寺だそうです。

玄済寺 御縁起

 玄済寺は山号を黄龍山と称し、曹洞宗の寺で、釈迦如来を 本尊とする。毛利元就の第十一子、毛利秀包が開基である。 はじめ豊浦郡豊北町に創建されたが、寛永二年(一六ニ五) 秀包の孫、元包がここ吉敷に移封された時、寺もこの地へ 移った。
 開基秀包は元就の子として、安芸国郡山城で出生。後に 小早川隆景に養われた、隆景に従って軍功があり、豊臣秀吉から偏諱を得て秀包とした。
  秀吉の九州征伐に功があり、久留米城主となった。文禄の 役では、碧蹄館で戦い 帰国後知行十三万石の大守となった。
 関ヶ原の戦いには、豊臣方の将として戦ったが敗戦後、剃髪し、大坂から船で帰国途中、病となり下関で没した。 三十五歳。その後裔は吉敷毛利家として栄えた。
 寺の後方の広い墓域に、吉敷毛利家の歴代の墓がある。境内の毘沙門堂にある毘沙門天は、大内義興の念持仏と いわれて、堂内には義興の霊牌がまつられている。
                                山門前の案内板より

 本堂の扉は鍵が掛かって無く、中に入れるようになっていました。本堂内のお賽銭箱前の机の上に書置きの御朱印が置かれてました。ネット情報では、直書きの御朱印も頂けるとの事だったので、本堂右側にあったインターフォンをを押してお願いしてみましたが、「本堂内に置いてあります」とのことでした(^_^;)  声から判断すると恐らく御住職と思われましたが、はっきり「直書きの御朱印を下さい」と言わなければいけなかったのかもしれません(^^;)

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Φ ポケストップがあります・・・・ 吉敷願かけ地蔵
Å ポケモン・ジムがあります・・・ 玄済寺 本堂

  

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