広島県広島市安佐南区緑井町にある「毘沙門堂」です。
石鳥居や狛犬が有るかと思ったら、仁王門や弘法大師像があったりと、神社なの?お寺なの? って感じです。
仁王門から本堂の間には、七福神像(毘沙門天像は本堂内)や地蔵堂、観音堂等のお堂などが数多く建立されていました。また、本堂のある境内にも所狭しと、狛犬ならぬ狛虎、お堂や神石堂等多くの建造物、本堂内にも見所多数と、とにかく見所が多い所でした。
創建は、治暦元年(1065)ころ現在地に修行僧教尊が行基菩薩の作といわれる毘沙門尊象を安置したのが始まりと伝えられている。
正安元年(1299)ころ毘沙門天を尊崇していた武田氏は、銀山城築城の時北方の守護神として、僧覚信坊により願成寺を建立したと言われる。
その後、毛利氏の広島城築城とともに願成寺は広島に移され毘沙門堂・仁王門・東明寺・西明寺のみが残った。
この毘沙門堂は、近郊民衆の信仰を得ており旧暦初寅の例祭の御開帳には賑わいを見せている。 参道の案内板より
石鳥居
入口の石鳥居です。ちょっと下の方が読めないのですが「毘沙門〇〇」と言う扁額を掲げています。(毘沙門天王かな?)
石鳥居をくぐった後、公園の下のトンネルを通って仁王門に至ります。
仁王門
仁王門です。門の左右には赤い阿吽の金剛力士が安置されていました。中央部の2階は鐘撞堂になっていました。
仁王門から先は、階段道と坂道の2本の参道が境内まで続いていました。途中は、多数のお堂や七福神像などが設置されていました。
手水舎
境内に入って右側すぐの所にある手水舎です。龍の口から水が出る手水舎が多いように思いますが、こちらは毘沙門天と虎の関係からか、狛虎に続き、岩に描かれた虎の口から水が出ていました。また、何故か手水舎の横にもう1つ手を洗う所がありました。
本堂
本堂です。左側が毘沙門天をお祀りしているエリアで右側には東明寺観音をお祀りしているエリアになっていました。お賽銭箱や 鰐口もそれぞれに設置されていました。
内側の天井板は絵馬で出来ていて金ピカな六角燈籠や菱燈籠が沢山吊り下げられていました。
神石堂
『 権現山毘沙門堂境内拡張工事を昭和56年8月5日に着工の基礎工事中央部分(沖出支柱)下で大岩が突出し、その取り除き作業に長い日時を費やしても削岩できず、思案しているうち、9月3日午後4時(申の刻)突然不気味な音とともにその大岩石が4つに割れ、中央から不思議にも、この丸く黒い玉が現れたので、これは毘沙門天の由緒ある神石として供養し敬い、神殿を建立したものである。なお割れた大岩石の一片は、境内拡張工事記念碑として建立してある』
案内板より
多宝塔
本堂の左側奥から多宝塔に行く道が出ていました。行き成り「クマに注意」との張り紙があり、ちょっと躊躇しましたが、やっぱり行くことにしました。
本堂から10分位で多宝塔に到着しました。
1階は慰霊碑、2階は東西南北に四天王像、3階は正面に大日如来像が安置されていました。
塔の建ってる場所は山の斜面の狭い場所で、塔内部も縦長なので、上を向くと首が痛くなりそうでした(^^;)
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